2011年02月02日

僕らは並んで座る。

先生は話す。




「皆さんは聞いた事があるかも知れません。

有名な、ダーウィンの進化論によると、

地球上における生物の変異というものは、

それ自体にはなんの方向性もありません。

その生物にとって有益な変異が起こるとは限らないということです。

偶然、変異の結果が生存にとって有利に働いた時に、

その変異した形質を持った生物がより多く生き残り

その形質が子孫に受け継がれるのです。

これが進化なのです。

進化の方向を決めるのは生物ではないのです。

少しずつ、でたらめに変異していく生物たちが、

地球上で生きる事ができるかどうかは、

地球の環境が選択すると言っても良いかも知れません。

私たち人類が今ここに生きていることもまた

人類の変異と地球の選択の結果なのです。」




先生は話す。

僕らは並んで座る。

僕は分厚い窓越しに

遠く青い星を眺める。




「授業」(2010/03/01)


posted by たろ! at 00:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | 文章計画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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