2011年02月11日

ブラインドを開ける。

遠くの山並みが白くくもって見える。

見上げると空は白く明るく、磨りガラスのようなその白さは山まで一様に続いている。

雪か…。

ベランダに出ると、手摺りには疎らに砂糖がふりかかったみたいだ。

小さく乾いた粉雪。

眼を凝らせば氷の結晶が見える。

そっと息を吹きかけるとさっと散って、降りしきる雪の中に戻って行った。

ゆっくり降りていく粉雪を眺めていると、

最初から音なんてする筈ないのに、

「静かだ」と思う。




高く遠い所から

静寂を運んできて

街の音の隙間を

ゆっくり埋めていく。




「粉雪」(2011/01/27)


posted by たろ! at 09:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日常計画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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