2011年06月12日

モノレールの中

絵に描いたように可愛い小さな女の子が

目に付く物の名前を順番に呟いている男の子に話しかける




ねえ、死んだ後の事知ってる?

天国と地獄に行くんだよ?

だから死ぬまで天国には行けないんだよ?

だからみんな死ぬのを待ってるんだよ?




ゆっくり丁寧に置かれていく言葉

女の子のとびきりの笑顔

久しぶりに晴れた空

今は静かな男の子の後ろ姿

宙に伸びるコンクリートの道

窓から見下ろす古い遊園地




「跡」(2010/03/16)


posted by たろ! at 20:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日常計画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月31日

DSC_5953-ss.jpg



携帯に「なつ」と打ったら、

続きを読む
posted by たろ! at 01:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | 発見計画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月13日

DSC_7432-ss.jpg



ゴミを出そうと思った。


続きを読む
posted by たろ! at 21:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日常計画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月11日

ブラインドを開ける。

遠くの山並みが白くくもって見える。

見上げると空は白く明るく、磨りガラスのようなその白さは山まで一様に続いている。

雪か…。

ベランダに出ると、手摺りには疎らに砂糖がふりかかったみたいだ。

小さく乾いた粉雪。

眼を凝らせば氷の結晶が見える。

そっと息を吹きかけるとさっと散って、降りしきる雪の中に戻って行った。

ゆっくり降りていく粉雪を眺めていると、

最初から音なんてする筈ないのに、

「静かだ」と思う。




高く遠い所から

静寂を運んできて

街の音の隙間を

ゆっくり埋めていく。




「粉雪」(2011/01/27)


posted by たろ! at 09:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日常計画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月02日

僕らは並んで座る。

先生は話す。




「皆さんは聞いた事があるかも知れません。

有名な、ダーウィンの進化論によると、

地球上における生物の変異というものは、

それ自体にはなんの方向性もありません。

その生物にとって有益な変異が起こるとは限らないということです。

偶然、変異の結果が生存にとって有利に働いた時に、

その変異した形質を持った生物がより多く生き残り

その形質が子孫に受け継がれるのです。

これが進化なのです。

進化の方向を決めるのは生物ではないのです。

少しずつ、でたらめに変異していく生物たちが、

地球上で生きる事ができるかどうかは、

地球の環境が選択すると言っても良いかも知れません。

私たち人類が今ここに生きていることもまた

人類の変異と地球の選択の結果なのです。」




先生は話す。

僕らは並んで座る。

僕は分厚い窓越しに

遠く青い星を眺める。




「授業」(2010/03/01)


posted by たろ! at 00:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | 文章計画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする